好きな相手のいいところ 後編

さてさて

彼のいいところをあますことなく見つけていた
彼女でしたが、最終的にはそのお金持ちの彼に
ふられてしまいました。


すると・・・


出るわ出るわ、彼の悪口・・・



「高級フランス料理とか食べに行く意味わかんないし!

 私はグルメじゃないから、別においしいとか思わないんだから

 焼き鳥とかのが嬉しいんだっつーの」



「家にワイン並べてるとか、セレブ気取ってて

 かっこ悪いんだって!」



「つーか、好きだから目をつぶってたけど

 顔とか不細工なんだって」



・・・・・・・

いや、確かにフラれて悔しい気持ちは察しますよ・・・


でも好きだった時には 「素敵」 と言っていたことが全て
本当は嫌だったってことですよね・・・


「好きな人のいいところを見つけるのがうまい」


じゃなくて


好きな人のいいところしかず
悪いところに目をつぶっていた

もしくは嫌いなところを
好きと思い込もうとしていた


ってことですよね・・・( ̄ω ̄;)


これって「いいところを見つけるのがうまい」
というのとは全く別のことですよね。

この人と自分は、ここが合わないな〜って思いながら
目をつぶる。むしろそこが素敵と自分にいい聞かせる。


だからフラれた途端、がまんしていた部分に
すごく嫌悪感を抱いて悪口が出るんだと思うんです。




私はこの子が好きだったのは、その彼ではなく
「好きな人のいいところを見つける自分」
だったんだと思います。

好きな人のいいところを見つけるって前向きで
明るい人っていうイメージがあって、そんな自分に
なりたかっただけなのではないでしょうか。


でもね


100%自分の好みで形成されている人なんて
所詮はいないのです。

どんなに好きな相手でも、いいところもあれば
ちょっとやだなって思う部分もあって
そのやだなって部分と、どう折り合いをつけていくかが
大事なんじゃないのかな〜。


つきあってみたら
「こんな人だとは思わなかった!」
と一方的に相手を非難する人いますが
それだって、付き合う前にその相手をよく見なかった
自分が悪いってことですからね。

相手が悪いところを隠していたとしても
見抜けなかったのは自分なのです。


相手のいいところを見つけるっていうのは
素敵なことですが

相手の悪いところも目をそらさずに
ちゃんと受け入れて、それでも好きって言えるような
そんな関係が素敵と思うパインなのでした( ̄∀ ̄*)










女の本音
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