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張り合う女 中編 |
さてさて、入社早々
10歳も年上の女性に嫌われたパイン。
しかし他の先輩たちが優しいため
彼女のことは全く気にせず
毎日新しい仕事に取り組んでおりました。
会社の先輩は、オシャレにしてる人が
多く、金髪や茶髪なんて当たり前
私が一番仲良くしている先輩も
「黄金ヘッド」と言われるほどの金髪でした( ̄∀ ̄*)
先輩 「パインちゃんもそろそろ
茶髪にしようよ」
私 「そうですね〜、最初は少しだけ
茶色にしてみましょうかね〜」
先輩 「そんなこと言わずに
おそろいにしようよ( ̄∀ ̄*)」
おそろいって金髪ですか ( ̄ω ̄;)
さすがに金髪は遠慮して
ほんのり茶色くなった髪に喜んでいました。
まだこの頃は純粋だった私( ̄∀ ̄*)
その髪型に似合う色と言われ
嬉しくなっている私の髪を
ひょいとつかんでOさんが言ったんです。
Oさん 「ふーん
こんな茶色くしちゃって
生意気だね」
はい? (゚▽゚*)
生意気?
ここは運動系の部活なのでしょうか(´・ω・`;)
私の髪に悪態をついたOさんなのですが
なんと数日後
私と同じ髪型にしてきたんです・・・
しかも同じ色で・・・
呆れて物も言えませんでした( ̄∀ ̄*)
ってゆーか同じ髪型にしないでください・・・
迷惑です・・・
さてさて
OLのオフィスでの非常食といえば
おかし☆
私はイチゴ味のおかしが大好きで
常に、イチゴポッキー、いちごチョコを常備し
3段ある引き出しの一つは、
イチゴの香りが充満しておりました。
その匂いを嗅ぐだけで幸せ(*´∇`*)ポワワ〜ン
私のイチゴフェチは、同じ課の人には
知れ渡っており、みんながイチゴのおかしを
わざわざくれるほどでした。
そんなある日
同じ課のおじさまが私に向かって
「イチゴといえばパインちゃんだよね」
(おや、なんか変( ̄ω ̄;)・・・)
と、言いながらまたイチゴのおかしをくれました。
それを横目で見ていたOさん・・・
この時の無言の重圧はなかなかのものでした( ̄∀ ̄*)
翌日
会社に行くと、なぜかイチゴの香りが
充満しております。
おや?と思い見ると
なんとOさんが朝っぱらから
イチゴのチョコを食べているのです・・・
むしゃむしゃむしゃむしゃと・・・
彼女の机の上には、コンビニの袋が
乗っており、中はハッキリ見えないのですが
ピンク色の物がたくさん入っていて
おそらくイチゴ味商品だということが
容易に予想できます・・・
あとから出社してきた人たちに
Oさん 「これね、いちごみるく味なの。
苺みるく好きな私に
食べろって言ってるようなものだよね〜」
あらあらあら( ̄∀ ̄*)
そんな話は初耳ですわ(笑)
どんな言い方をしてみても
私に張り合っての行動なのがバレバレです。
てかいい年した女がこんな幼稚なことするなんて
飽きれてものも言えません・・・(゚▽゚*)
その後も出社してきた人に(主に若い男性社員)
同じセリフを言いながら
そのイチゴミルクのチョコを配っていました(´・ω・`)
ただ、みんなは朝っぱらからそんな物を食べ
明らかに私に対抗している彼女に
ドン引きでした・・・
ただ、このイチゴみるくチョコ
私にはくれませんでしたけどね( ̄∀ ̄*)
後編に続く
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