謎の相談男

彼の名前は相談男

その名のとおり、人に相談事を
もちかけるのが大好きです。

ちょっと他人に依存するとこがあり
彼と話をしていると、束縛感たっぷりで
私は最初からあまり好きではありませんでした。


「彼女とは、いつも一緒にいたい

 お風呂に入るときも、寝る時も

 ずっとくっついていたい」


この発言には

あははー・・・( ̄∀ ̄*)

と笑うことしかできませんでした(笑)



そんなちょっとウザい彼が
相談したいことがあると言うのです。

それも他人には絶対に秘密にしてほしい
なんて言うから、正直いって

「あまり聞きたくないなー」

と思っていました。


そんな私にはお構いなしに相談話は
始まります。


相談男 「実は俺、今二人の年下の女の子に
 
     同時に言い寄られてて・・・」


私 「・・・」


相談男 「二人とも真剣に俺のこと好きだって

     言ってくれて嬉しいんだけど・・・

     俺はどっちかっていったら

     年上の女の人のほうが好きだし・・・」


私 「・・・」



なんですかこれは(*゚ロ゚)


これが相談?

それともモテ自慢?


しかも話はこれで終わったみたいで
私のイライラはピークになり、わざと意地悪なことを
言ってやりました。


私 「で? 相談ってなに?( ̄∀ ̄*)」


相談男 「えっ・・・

     今の話だったんだけど・・・

     どうしたらいいかな?」



私 「知らん、好きにしたら^−^」


しかし彼の本当のウザさは
こんなものではありませんでした。


彼に相談されたのは私だけではなかったのです。


女友達の話がきっかけで
この相談男の安いメッキが丸ハゲになったのです。


女友達 「この前ね

     あいつが絶対秘密にしてほしい相談が

     あるなんて言うから、真剣に聞いてあげたの

     そしたら、人妻二人を二股してるなんて

     言い出してさー

     途中からただの自慢話になって

     どこが相談なのか、わかんなかったんだよね。」



あれ・・・( ̄ω ̄;)

私のされた相談とは、ちょっと違うような・・・


私 「私には、年下の女の子二人に

   同時に言い寄られてるって言ってたなぁ」


そして二人で出した答えは


あいつがそんなにモテる訳がない!



その時私は、前に聞いた人間心理のことを
思い出したのです。


秘密を共有すると恋が生まれる



だからこそ彼は、こんなくだらない相談もどきを
絶対に秘密なんて言ったのではないでしょうか。


それにしても

この心理作戦は、好感を持っていない相手にしても
全く効果はないですね。


女はただでさえ、秘密のもてない生き物なのに
それが嫌いな相手の話なら、
なおさら話してしまうのではないでしょうか。


それに加えて、こんな稚拙な方法で
相手が自分を好きになると思ってるなんて
ちょっと女をナメすぎですね( ̄∀ ̄*)


そんなことをするくらいなら
相手が自分の自慢話にウンザリしていないか

そこを見極める目を持ったほうがいいですよ。



なにはともあれ

相談男の秘密の相談話は
ますます彼のことが嫌いになった女を
二人増やしただけでした。










女の本音
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