酔いどれ大失態男 後編

どんなことがあっても
食欲だけは衰えない私と看護婦ちゃんは

酔っ払ってグダグダなのに
看護婦ちゃんを口説こうとしている男Aも

同じく酔っ払って
爆睡してしまっている男Bも無視して

いい感じに煮詰まったキムチ鍋に
うどんを投入し、煮込んでいきます。



男Aの話の相手をするのも
面倒になった看護婦ちゃんは

「はい♪ 飲んで(*´∇`*)」


と、極上の笑顔でビールを渡し
ついには男Aを黙らせることに成功しました。
(酔っ払いすぎて、口説くこともできなくなりました( ̄∀ ̄*) 


お酒を片手に食べるしっかり味のついた、
キムチうどんは最高です(≧∇≦)ノ

更にそのあと2人は、ハーゲンダッツを
しっかりと食べご機嫌になっていました。


すっかり食べつくした私たちは
軽く片付けて帰ろうか、などと
小声で話しておりました。


するとそんな気配を察したのか
男Aが起き上がり虚ろな顔で言ったのです。


男A 「
後片付けは

  
    もちろん女の子がやってってくれるよね」




後片付けはもちろん女の子がやってってくれるよね


後片付けはもちろん


後片付けは





・・・・・・




はぁ!?(*゚ロ゚)



後片付けはって、料理は自分がしたみたいな
言い方しおって〜!


ムカついた私たちは、早く帰るために
テーブルの上とキッチンをもの凄いスピードで
片付けはじめました。


酔っ払っていい気分の男Aは
そんな私たちに気づくはずもなく
一人で話続けています。


男A 「やっぱり家事は女がやるものだよね〜♪」



私&看護婦ちゃん 「・・・・・」


無視^−^



なるほど

彼は、普段は優しい人のフリをしているけれども
本音は彼女に飲み会すら行ってほしくない
束縛男でなおかつ

家事は女がするもの、という
昭和の亭主関白おやじの考えを持った男なのね


あ〜ヤダヤダ( ̄∀ ̄*)


男A 「俺って


    甘えん坊でかわいいでしょ(´▽`) ♪」



私 「どこらへんが! Σ(|||▽||| )」


あまりの発言でさすがに
無視しきれませんでした(´・ω・`)


しかし相手は酔っ払い
うふふふ、と笑っているだけで
どこらへんがかわいいのかは、聞けませんでした・・・


帰り道はモチロン私たちの愚痴大会となりました。


看護婦ちゃん 「きっと、片付けしてって言ってる自分が

        甘えん坊でかわいいって

        ことなんじゃないの?


        あーキモイ!」



私 「酔っ払ってることを差し引いても

   あれはさすがにヒクね〜」


看護婦ちゃん 「明日からは、もうメール無視しよっと」


こうして酔っ払って何を言ったのか
自分でわかっていないところで
彼は好きな女に嫌われてしまいました。


しかしながら
酔った時の行動、発言はその人の本性で
あることが多いですからね。

今回の彼だって、普段から心の中で
思っていることが露呈しただけのことでしょう。


お酒があまり強くない人は
好きな人の前で、飲まないほうが身のためですよ( ̄∀ ̄*)

こっちは本性がわかって大助かりですがね♪










女の本音
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