弱虫男 後編

Kくんに彼女ができて三日目

好きなことを諦め、友だちでいることにした
その女の子に、彼女ができたと報告すると
微妙な反応が返ってきます。


当然 「おめでとう」と喜んでくれると
思っていたのに・・・


そしてなんと、Kくんのことを
ずっと好きだったと言われたのです。


Kくん 「え!? だって背が高い男が

     好きって言ってたよね?

     オレ、背低いし・・・」



その女の子 「好みのタイプを聞かれたから

       そう言っただけ・・・

       そんな外見で好きになったりしないし・・・」




あ〜あ( ̄ω ̄;)

背が低いことがコンプレックスすぎて
Kくんは肝心なことに気づいていなかったのですね。


自分が好きになった相手が
見た目で人を決める人がどうか。

あまりの衝撃にKくんは、その後なにを話して
帰ってきたのか全くおぼえてないそうです。


そして動揺しすぎて
友人全員に電話をかけ

「オレはどーしたらいいんだ!」

と、1人1人意見を聞いていきました。


「本当に好きなほうと付き合え」

「その子をふっきって、今の彼女と付き合ったんだろ」

「その子と付き合わないと、一生後悔するぞ」

「自分でちゃんと考えな」


友人たちの意見は本当にサマザマ

私のとこにもきましたよ



私 「中途半端なことした天罰だ


   もっと悩め (`▽´)ヶヶヶヶヶ」


Kくん 「お、鬼ー!(゚Д゚;)」


だって本当に彼が中途半端すぎて
ちょっと怒ってたんだもん( ̄∀ ̄*)


1人悶々と悩むKくん


そして彼が出した答えは


「今の彼女と付き合っていく」


付き合ったばかりの彼女とは別れられない・・・

いつも自分のことよりも
他人のことを優先して考える彼らしい
決断に思えました。


しかし、もし明日地球が滅ぶとしたら
それでも彼は、この答えを出したのでしょうか。


Kくんは、その後もその子と
友だちを続けていきたかったみたいですが

その子には二度と会ってもらえなくなりました。


そして彼女ともがんばって
付き合っていましたが

「もしもあの時、あの子を選んでいたら・・・」

という気持ちが常につきまとい
いつしかギクシャクして別れてしまいました。


今回のことは、どっちを選んでも
ダメになっていたのかも知れません。

でも、それは彼が傷つくのが怖くて
友達でいるという選択をしたから
そうなってしまった気がしてならないのです。


人間には必ず、好みのタイプというものがあります。

しかしそのタイプ通りの人しか
好きにならないわけではありません。


告白して好きな人を失って
しまうことはツライことです。

でも告白しなくても失ってしまうこともあるのです。


自分の素直な気持ちを隠して、ごまかして
なおかつ好きな人を失ってしまうくらいなら

正面から堂々とぶつかっていこーぜー(≧∇≦)ノ










女の本音
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